A story to share together
フリッカーのなかよしのもり


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サニーメドウというところに、フリッカーというリスがすんでいました。フリッカーはあそぶことと、どんぐりをあつめるのがだいすきでしたが、ときどき、みんなのリーダーになりたがりました。フリッカーは、いつも自分のやりかたがいちばんいいんだと、おもっていました。きょう、フリッカーは、もりでいちばんたかいどんぐりのタワーをつくろうと、きめました。

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フリッカーは、シマリスのピップが、じぶんのちいさなどんぐりをていねいにつみあげているのをみつけました。「だめだよ、ピップ!」フリッカーは大きなこえでいいました。「そんなの、ぼくのタワーにはちいさすぎるよ!ぼくにちょうだい。」ちいさなシマリスのピップは、茶色と黒のしまもようのせなかに、ふわふわの白いおなか、つぶらな茶色のひとみをもち、青いオーバーオールをきていました。ピップはかなしそうに、じぶんのどんぐりをみつめました。

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そのとき、うさぎのロージーが、おいしそうな木の実をかごにいれてやってきました。「みんなで木の実をわけて、木の実のみちをつくらない?」ロージーはやさしく提案しました。フリッカーは鼻でわらいました。「木の実なんて、ぼくのタワーにはやわらかすぎるよ!」フリッカーはいいはなちました。うすいグレーの毛なみに、ながくてピンとした耳、ふわふわの白いしっぽ、やさしい緑色のひとみをもつロージーは、黄色い花の冠とピンクのリボンをつけていました。ロージーはかなしそうにためいきをつきました。

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すぐに、フリッカーのどんぐりはたくさんになりましたが、だれもフリッカーとあそぼうとはしませんでした。ピップとロージーは、カラフルな木の実をひとつずつならべながら、たのしそうにわらって、木の実のみちをつくっていました。フリッカーは、じぶんのたかいタワーをみて、さびしいきもちになりました。タワーはたかいけれど、こころはちいさくしぼんでしまったようです。

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そのとき、つよい風がふきました!フリッカーのたかいどんぐりのタワーはぐらぐらゆれて、ガラガラとくずれてしまいました。フリッカーは、いっしょうけんめいつくったどんぐりがちりぢりになるのをみて、びっくりして息をのみました。ピップとロージーは、フリッカーがこまっているのをみて、すぐにいっしょにあそぶのをやめて、かけつけてくれました。ふたりは、フリッカーをわらったり、からかったりしませんでした。

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そのひから、フリッカーはわかりました。やさしくして、みんなでわかちあうことが、みんなを、そして自分自身をも、しあわせにするんだということを!フリッカーはともだちに、あやまりました。みんなでどんぐりをあつめて、こんどは低くてじょうぶな、すてきなタワーをつくりました。かざりに木の実もそえました。フリッカーは、ともだちこそが、いちばんのたからものだと学びました。さいごに、みんなはなかよく、なかよしのもりでたのしくわらいながら、あそびました。



