A story to share together
アーシャのあおい海のぼうけん
こうきしんおうせいなアーシャは、まほうのきいろいきせんすいかんでふかい海へとたんけんにでかけ、かわいいエイやようきなペンギンたちと、わすれられないともだちになります。


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ちいさなアーシャは、海とその中にすむふしぎないきものたちがだいすきでした。むしめがねと海のきろくノートは、いつもいっしょです。きょうはきいろいちいさなせんすいかんにのって、まっ青な海のふかーいところまで行ってみることにしました。

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せんすいかんがゆっくり水の中にもぐっていくと、まわりは色とりどりの魚たちでいっぱいになりました。アーシャはわくわくしながらまどにちかづき、ふーっといきをすって、うれしそうににっこりしました。海は思っていたよりもずっとすてきで、とてもしずかでした。

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もうすこしふかくへもぐると、水の中をとぶ大きな鳥のような、きれいないきものが見えました。なめらかな青いはねをふわっとはためかせる、大きなエイでした。アーシャはおどろいて、すぐにノートにえをかきました。

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マヴィシュというなまえのこのかわいいエイは、せんすいかんのまわりをくるりとおよぎ、まるでアーシャをあんないしているようでした。アーシャはそのしなやかなうごきを見つめているうちに、こわい気持ちなんてすっかりわすれて、ごきげんに手をふりました。

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マヴィシュは、つめたい海の流れのほうへとせんすいかんをみちびきました。流れにのって、ふたりはあっというまに、もっとつめたくてまっ白な氷山があるとおくの海へとやってきました。水はだんだんひんやりとして、まわりはキラキラとかがやいていました。

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せんすいかんが水面にちかづくと、氷の上をペタペタと歩くペンギンたちがあらわれました。ちいさなペンギンのプルプルは、こうきしんいっぱいの目で、ちょこちょことかわいい足どりであいきょうたっぷりに走ってきました。

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アーシャがせんすいかんのハッチをあけると、つめたい空気がすーっとはいってきました。プルプルはすぐに海へとびこみ、せんすいかんのそばをくるくるとスピードをあげておよぎました。まるでじまんのすいえいのうでまえを、アーシャに見せてくれているみたいでした。

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マヴィシュも水面にちかづいて、プルプルにごあいさつをしました。あたたかい海のいきものと、つめたい氷の上のようきなおどりこ。ふたりのともだちは、アーシャのまわりでパシャパシャと水をはねあげて、おどりはじめました。

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夕日がしずむころ、空はピンクとオレンジ色につつまれていきました。アーシャはノートに、はねをひろげたエイとかわいいペンギンのえをかきました。そして、広い海のどんな場所にも、大すきな命が息づいているんだということにきづきました。

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こうしてアーシャは、あたらしいおともだちに「さようなら」をつげて、あたたかいおうちへとあんしんしてむかいました。たんけんのわくわくで胸をいっぱいにしたこのゆうかんな女の子は、海の美しい宝ものをずっとまもりつづけると、心の中でそっとちかいました。


