A story to share together
レオとピップのしずかなみち
レオと光る妖精のピップは、ひとりぼっちのクラスメイトに気づき、自分たちらしい穏やかな方法で一緒に遊ぼうと誘います。


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学校の庭は、みんなの元気な声でいっぱいでした。レオは青いオーバーオールを風になびかせ、ロケットのように花壇の横を駆け抜けます。その隣では、光る妖精のピップも、やわらかく光りながら一緒に飛んでいました。ふたりは、明るい朝の芝生の上で影を追いかけっこする、速くて騒がしい遊びが大好きでした。

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レオは大きなオークの木のそばで立ち止まり、息を整えました。すると、木のベンチにひとりで座っているサムを見つけました。サムは頭を低く下げ、肩をすぼめていて、いつもより小さく見えました。レオの胸がドキリとしました。チクチクとした不安な気持ちがして、思わず目をそらしたくなりました。

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ピップは光を弱め、やさしい薄紫色になりました。そして、レオの肩をそっと叩きました。レオは、自分の手がぎゅっと握りしめられていることに気づきました。鼻からゆっくりと息を吸い込み、口から吐き出しました。チクチクした気持ちは残っていましたが、さっきほど鋭くは感じなくなりました。

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レオはベンチの方へ歩いていきました。走ったり、大声を出したりはしません。ベンチの端っこに、十分なスペースを空けて座りました。ピップも空中で静かにホバリングして、相手を尊重する距離を保ちました。レオは、葉っぱの上をゆっくり歩くテントウムシを眺めながら待ちました。今のレオは、穏やかで落ち着いた気持ちでした。

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サムが顔を上げました。その目は大きく、不安そうでした。レオは小さく、やさしく微笑みました。サムを追いかけっこに誘ったりはしません。そのかわりに、テントウムシを指さして「ゆっくり旅をしているね」とささやきました。サムは少しだけ身を乗り出し、テントウムシを見つめながら、肩の力がほんの少しだけ抜けました。

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サムが小さな声で言いました。「今日は騒がしい遊びは好きじゃないんだ。耳が痛くなっちゃうから」。レオはうなずきました。その気持ち、よくわかります。ときどき、世界が速すぎるように感じることがあるからです。レオがピップを見ると、ピップはあたたかな黄金色に光り、ふたりの静かな選択を喜んでいるようでした。

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レオは、自分たちが正しいことをしているか確かめたくなりました。遊び場の方を見ると、ゲイブル先生が見守っていました。レオが手を振ると、先生は微笑んで親指を立ててくれました。先生が近くにいるとわかって、レオはもっと安心しました。自分たちらしい方法で遊んでもいいんだ、と思えたのです。

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ふたりは、面白い宝物を探すことにしました。サムはつるつるした灰色の小石を見つけ、レオは丸まったどんぐりを見つけました。ピップはふたりの周りを飛び回り、茂みの下の暗い場所を照らしてくれました。走らなくても楽しめる、いつもとは違う冒険でした。

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ふたりは並んで座り、見つけた宝物を円を描くように並べました。サムが心からの大きな笑顔を見せました。レオも幸せな気持ちになりました。友情とは、同じ遊びをすることだけではなく、相手が何を必要としているかに気づき、静かな場所で一緒に寄り添うことなのだと気づいたのです。

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休み時間の終わりを告げるベルが鳴りました。レオとサム、そしてピップは一緒に立ち上がりました。友達になるのに、騒がしくする必要なんてありません。教室へ戻りながら、レオは思いました。もしまた不安になっても、立ち止まって深呼吸をすれば、きっと新しいやさしい方法が見つかるはずだと。



