A story to share together
小さなネフェスと青い空気のシャボン玉
この物語は、小さな女の子が息を吸い込んだとき、空気が体の中でどんな不思議な旅をするのか、そして酸素がどうやって私たちに元気をくれるのかをお話しします。


Page 1
晴れた朝、エリフは庭の大きな木の下で深呼吸をしました。鼻から入ってくる冷たい空気を感じながら、体の中で何が起きているのかとても不思議に思いました。そのとき、目の前にキラキラ光る小さな青いシャボン玉が現れました。

Page 2
「こんにちは、エリフ。ぼくは酸素の粒だよ」と、小さなシャボン玉が楽しそうに言いました。「きみと一緒に、体の中へすてきな旅に出かけよう。さあ、鼻から中へすーっと入って、この不思議な冒険を始めようよ」と優しく誘いました。

Page 3
エリフと青いシャボン玉は、すべり台をすべるように気管を降りていきました。そこはとてもきれいで安全なトンネルのようでした。小さな毛がほこりを外に出して、空気をきれいにしながら下へと送っていました。

Page 4
道の突き当たりで、二人は二つの大きくて柔らかいピンク色の丘にたどり着きました。そこは肺で、大きなスポンジのように空気を待っていました。青いシャボン玉は、周りにある何百万もの小さな空気の袋をエリフに見せてくれました。どれも新鮮な空気でいっぱいでした。

Page 5
「さあ、赤い川に飛び込むよ!」と青いシャボン玉が言いました。小さな袋の壁を通り抜けて、血液の細胞の上に乗りました。この赤い細胞は、酸素を体のすみずみまで運ぶ、楽しそうな小さな電車の車両のようでした。

Page 6
力強い「ドクン、ドクン」という音が聞こえ始めました。まるで巨大な太鼓を叩くような音です。心臓のそばを通るとき、青いシャボン玉はエリフに手を振りました。心臓は、血液の電車を全速力で足や腕、そして脳へと送り出していたのです。

Page 7
ついにエリフの動いている筋肉にたどり着きました。ここの細胞はエネルギーを必要としていました。青いシャボン玉と仲間たちは細胞の中に入り、力を与えました。エリフは、走るときになぜ息が速くなるのか、その理由がよくわかりました。

Page 8
仕事が終わると、青いシャボン玉は少し姿を変えていて、二酸化炭素という友達を連れていました。今度は体の外へ出る時間です。また血液の川に乗って、肺に向かって逆方向に、速くてワクワクする旅が始まりました。

Page 9
肺に戻ると、エリフはふーっと息を吐き出しました。二酸化炭素のシャボン玉が口から外へ飛んでいくと、エリフは体がとても軽くなったように感じました。体中の細胞が新鮮な酸素でリフレッシュされ、エネルギーでいっぱいになりました。本当にすてきな気分でした。

Page 10
青いシャボン玉は空へ向かって浮かびながら、エリフにウィンクをしました。エリフはもう、息をするたびに体の中のこのすばらしい仕組みを思い出すでしょう。そしてその日以来、健康に気をつけて、きれいな空気の中でたくさん走って遊ぶようになりました。



