A story to share together
フィンくんのスピード・アドベンチャー
小さなウミガメが、速く泳ぐコツは練習と呼吸、そして自分を信じることだと学びます。


Page 1
青く輝く深い海に、ウミガメのフィンくんが住んでいました。フィンくんの甲羅はエメラルド色で、黄色い模様がとてもきれいでした。泳ぐのは大好きでしたが、友達と競争するといつも一番遅くなってしまうのが悩みでした。

Page 2
フィンくんは、サンゴ礁で一番速いカメになりたいと思っていました。一生懸命ヒレをバタバタさせましたが、大きな泡が出るばかりです。「どうすればもっと速く泳げるの?」通りかかった銀色に光る魚の群れに、フィンくんは尋ねました。

Page 3
魚たちは、大きななめらかな岩の上にいるコーラル先生を指さしました。コーラル先生は、銀色の笛を持った賢いイルカです。先生はフィンくんに微笑みかけ、「速く泳ぐには練習が必要よ」と教えてくれました。

Page 4
コーラル先生は、ヒレを体の近くに寄せるように言いました。「雨のしずくみたいに、なめらかに動くのよ」と優しく説明します。フィンくんは、エメラルド色の甲羅にぴったりとヒレを寄せる練習をしました。

Page 5
次に、コーラル先生は呼吸の仕方を教えてくれました。「大きく息を吸って、水の中でゆっくりと泡を吐き出すのよ」フィンくんは、小さな肺が強くなってパンパンになるまで、何度も呼吸の練習をしました。

Page 6
フィンくんは毎日、新しい泳ぎ方を練習しました。キックと呼吸に集中しました。疲れてしまうこともありましたが、コーラル先生が銀色の笛を鳴らして、勇敢な小さな緑のカメを応援してくれました。

Page 7
ある朝、サンディ・コーブで大きなレースが開かれることになりました。若い海の生き物たちがスタートラインに集まります。フィンくんは赤い水泳ゴーグルを整え、ワクワクして心臓がドキドキするのを感じました。

Page 8
笛の合図でレースが始まりました!フィンくんは前のようにバタバタと暴れません。コーラル先生に教わった通り、ヒレを体に寄せてなめらかに泳ぎます。まるで小さな緑のロケットのように、水の中を突き進みました。

Page 9
ピンクの貝殻でできたゴールが見えてきました。フィンくんは最後に大きく息を吸い込み、力いっぱいキックをしました。そして、一番にゴールを駆け抜けました!海の生き物みんなが、速いカメになったフィンくんに歓声を送りました。

Page 10
こうしてフィンくんは、速さは忍耐と努力から生まれることを学びました。もう、サンゴ礁で一番遅いカメではありません。最後はフィンくんとコーラル先生が一緒に泳ぎ、美しい青い海での暮らしを楽しみました。



