A story to share together
バーナビー、ゆうきのこえをみつける
やさしいうさぎのバーナビーは、いじわるなおともだちには、こえをあげてやさしいせんせいにたすけをもとめることが、いちばんのゆうきだとまなびます。


Page 1
こうさぎのバーナビーは、メドウ・グリーンがっこうのはれたあさがだいすきでした。きでできたクレヨンをつめこみ、おきにいりのきいろいオーバーオールをととのえて、ふかいポケットにラッキーアイテムのあおいマフラーをしまいこみました。すてきな1にちをすごすじゅんびはバッチリです。

Page 2
きょうしつでは、シカのウィローせんせいが、あたたかいえがおでせいとたちをひとりひとりむかえてくれました。バーナビーはきれいなきのつくえにすわり、あざやかなむらさきいろのおはなをかきはじめました。すべてがおだやかで、ぽかぽかして、あかるいきぶんでした。

Page 3
やすみじかんになると、せいとたちはおひさまがてらすこうていへとといでていきました。バーナビーはすなばにひざをつき、ちいさな小石のとうがあるりっぱなおしろをつくりました。そして、いちばんてっぺんに、ちいさな小枝のはたをたてました。

Page 4
とつぜん、アナグマのバスターが、こわいかおをしてドシンドシンとやってきました。なにもいわず、バスターはほこりっぽいぐつで、バーナビーのすなのおしろをぺちゃんこにふみつぶしてしまいました。バーナビーはびっくりしてかなしくなり、おみみがたれさがってしまいました。

Page 5
「ちびのうさぎは、ばかげたおしろをつくるんだな」と、バスターはおもそうなうでをくんで、ぶっきらぼうにいいました。バーナビーはおなかのなかがキューッといたくなるのをかんじました。マフラーのなかにかくれたくなりましたが、ゆうきについてのおかあさんのやさしいことばをおもいだしました。

Page 6
バーナビーはドキドキするむねをおちつかせるために、ゆっくりとふかく3かい息をすいました。そしてせすじをピンとのばし、バスターのめをまっすぐみつめました。「そんなのいじわるだよ、バスター」とバーナビーはきっぱりといいました。「ぼくがいっしょうけんめいつくったのに、こわしちゃったじゃないか」

Page 7
バスターはわらうだけで、じぶんをもっとおおきくみせようと、いっぽちかづいてきました。バーナビーは、ことばだけではあいてがとまらないときは、たすけをもとめるべきだとわかっていました。バーナビーはふりかえり、カシのきのテラスのほうへとあるきだしました。

Page 8
ウィローせんせいは、バーナビーのめせんとおなじたかさになるように、そっとしゃがんでくれました。バーナビーはおきたことをすべて、はっきりと、おちついてはなしました。「おしえてくれてありがとう、バーナビー」とウィローせんせいはやさしくいいました。「たすけをもとめることは、とってもゆうきがあることなのよ」

Page 9
ウィローせんせいはバーナビーといっしょにすなばにもどり、バスターにおたがいをたいせつにすることについておはなしをしました。バスターはもうしわけなさそうに、じぶんのくつをみつめました。それから、バスターとバーナビーはいっしょになめらかなかわのいしをあつめて、まえよりももっとたかいおしろをつくりなおしました。

Page 10
そしてそのひから、バーナビーはじぶんのこえにほんとうのちからがあることをしりました。まっすぐたちあがり、ほんとうのきもちをつたえ、せんせいをしんじることができたのです。がっこうはこれまでよりもずっとかがやいてみえ、バーナビーはいままでにないほどつよいゆうきをかんじていました。


