A story to share together
ベニーとエナジーベリーのぼうけん


Page 1
サニーフォレストのまんなかで、くまのベニーは「だいそうげんレース」のじゅんびをしていました。おきにいりのあかいぼうしをかぶって、ワクワクしています。きょうは、みんなにじぶんの はやさをみせるひなのです!

Page 2
ともだちのリスのサリーが、たかいマツのきからポンととびおりてきました。きいろいヘアバンドをして、とてもげんきそうです。「ベニー、レースのまえのおやつは なにをたべるの?」サリーは、くびをかしげてききました。

Page 3
ベニーは、しおあじのポテトチップスのふくろをもちあげて、パリッと大きな音をたててたべました。「このチップス、しおあじでおいしいから大すきなんだ!」サリーはまゆをひそめて、あかいリンゴがいっぱいはいった、ちいさなみどりのポシェットをみせました。

Page 4
レースのスタートのふえが、もりじゅうにひびきわたりました。ベニーは、あかいぼうしをかぜになびかせて、いきおいよくはしりだしました。さいしょの大きなやぶをぬけ、じぶんがいちばん!と、おもっていました。

Page 5
ところが、すぐにベニーのおなかが、おもたくてゴロゴロと鳴りはじめました。ポテトチップスのせいで、のどがカラカラにかわき、あしがまるで重い石のようにうごかなくなりました。ベニーは、どんどんスピードがおちていきました。

Page 6
リスのサリーが、たのしそうに手をふりながら、ベニーを追いこしていきました。「がんばって、ベニー!どうしてとまっちゃうの?」ベニーはコケの生えた丸太にすわりこみ、ねむくてクタクタだとためいきをつきました。

Page 7
サリーはもどってきて、ベニーをたすけてくれました。「チップスはすぐにげんきになるけど、くだものは一日じゅうパワーがもつんだよ!」サリーは、シャキシャキしたあかいリンゴをひと切れ、ベニーにわたしました。

Page 8
ベニーがリンゴをかじると、あまい果汁が口のなかにひろがり、すぐに目がさめました。シャキシャキしておいしいし、のどの渇きもなくなりました。ふさふさの茶色のうでに、あたらしい力がわいてくるのをかんじました!

Page 9
ふたりは、だいそうげんのゴールにむかって、いっしょにはしりました。ベニーは体がかるくて、はやい!おなかのきんいろの毛が、ひざしをあびてキラキラかがやいています。ベニーは、たべものがこんなにたいせつなんだと、はじめてわかりました。

Page 10
ついに、ふたりは手をつないでゴールしました。ごほうびに、あまいイチゴをいっしょにたべました。そのひから、ベニーはぼうけんのときにはいつもくだものをえらぶようになりました。だって、森のチャンピオンになれたような気分になれるのですから!



