A story to share together
シュレの大きなせいこう
小さなシュレは、がっこうのクラブのために はじめてのじこしょうかいぶんをかくのを こわがっていましたが、しんゆうのカディルのはげましで、じぶんをしんじることをまなびます。


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ぽかぽかとした どようびのあさのことでした。ちいさなシュレは、がっこうの「ちいさなはつめいかクラブ」に どうしてもはいりたがっていました。クラブにはいるには、まず じぶんのとくいなことをつたえる、すてきなじこしょうかいぶんを よういしなければなりませんでした。

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シュレはつくえへあるいていき、ぎんいろのノートパソコンをみました。がめんがひらき、まっしろなページが ひかっていました。でも、シュレは なにをかいたらいいのか、どうしてもわかりませんでした。

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シュレはいすにすわるかわりに、おへやのなかを うろうろとあるきまわりました。まず、ほんだなにあるクレヨンを ひとつずつならべました。それから、まどのそとにいる かわいらしいあおいとりたちを ながめはじめました。きがちってばかりいたのです。

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ちょうどそのとき、ドアがやさしくノックされ、おともだちのカディルが はいってきました。カディルは カラフルなしまもようのノートをてにして、にこにこしていました。シュレのこまったかおに すぐにきづいて、そばによりました。

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シュレはためいきをつきながら、からっぽのパソコンがめんを ゆびさしました。「じこしょうかいぶんに かけるようなせいこうなんて、ひとつもないようなきがするの」と、かなしそうにいいました。しゅうちょうできず、さいしょのひとことも かけないのではないかと、こわがっていたのです。

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カディルは やさしくほほえみ、もっていたカラフルなノートをひらきました。「そんなふうに おもっちゃだめだよ、シュレ!」と、たのしそうにいいました。「きみは えをかくのがすごくじょうずだし、なえ木をうえるのもすきだし、いつだっておともだちを たすけてくれるじゃないか。」

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カディルは おはなしをつづけて、おともだちを ゆうきづけました。「じこしょうかいぶんは、おおきなしょうのことだけじゃないんだよ。きみには おおきなこころと、こうきしんいっぱいの あたまがある。いっぽずつ かいていけばいいんだよ。」

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カディルのこころからのことばに、シュレのむねは ぽかぽかとあたたかくなりました。こわい気もちは ひとつずつどこかへとんでいき、ふかくいきをすいこみました。かおをあげ、しっかりとしためで パソコンをみつめました。

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ちいさなてが、キーボードのうえを すばやくおどりはじめました。シュレはまず なまえをかき、それから すきなほんや、しぜんのプロジェクトを ならべました。ページはあっというまに、いろとりどりの がんばったことで いっぱいになりました。

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ついにシュレは、はじめてのじこしょうかいぶんを ほこらしげにかんせいさせ、カディルを ぎゅっとだきしめました。そしてそのひから、シュレは ほんとうのゆうじょうと じぶんをしんじるきもちが、どんなむずかしいことも のりこえられるということを、けっしてわすれませんでした。


