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ピップのすいすい水泳大冒険

がんばりやの小さなカワウソが、正しい泳ぎ方と練習で、大きな青い川を速く泳ぐコツを学びます。

Content level 5-78 illustrated pages
Cover of ピップのすいすい水泳大冒険
Illustration for page 1 of ピップのすいすい水泳大冒険

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きらきら光るクリスタル・クリークに、ピップという小さなカワウソが住んでいました。ピップは、チョコレート色の毛並みとクリーム色のおなかが自慢の、水が大好きなカワウソです。でも、川でいちばん泳ぐのが遅いので、いつも少し悲しく思っていました。

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毎朝、ピップは銀色の魚たちが小さな矢のようにびゅんびゅん通り過ぎるのを眺めていました。一生懸命足をバタバタさせてみましたが、水しぶきが上がるばかりです。「どうすればもっと速く泳げるようになるのかな?」ピップは通りかかったトンボにたずねました。

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そのとき、砂地の川底を大きな影がゆっくりと動いてきました。それは、クリークでいちばん年寄りで賢いカメのキャプテン・バブルズでした。赤い船長さんの帽子をかぶったキャプテンは、しわの寄った顔で、がっかりしている小さなカワウソに優しくほほえみかけました。

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キャプテン・バブルズは仰向けにぷかぷかと浮かびながら、ピップを見つめました。「速く泳ぐには、水と戦ってはいけないよ」と、賢いカメは教えてくれました。「川の中を流れる、つるつるした石のように、すべるように泳ぐことを学ぶんだ。」

Illustration for page 5 of ピップのすいすい水泳大冒険

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まず、キャプテンはピップに、前足を胸にぴったりとくっつける方法を教えました。ピップがチョコレート色の腕を体に引き寄せると、体がとてもなめらかになった気がしました。まるで、水中大冒険に出かける小さな潜水艦のようです。

Illustration for page 6 of ピップのすいすい水泳大冒険

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次に、力強いしっぽのキックを練習しました。キャプテン・バブルズは、しっぽを上下に大きく動かす方法をピップに見せました。ピップがやってみると、ぐんと体が前に押し出され、冷たい水の中をすべるように進むことができました。

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ピップは何時間も新しい泳ぎ方を練習しました。日が沈みかけるころ、小さな泡を吐き出すとリズムがとりやすいことに気がつきました。練習するたびにどんどん速く泳げるようになるので、ピップのひげはうれしさでぴくぴくと動いていました。

Illustration for page 8 of ピップのすいすい水泳大冒険

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次の日、ピップは速い流れの中で自分のスピードを試してみることにしました。前足をしまい、しっぽをキックして、コケの生えた岩をびゅんと通り過ぎました。もう水しぶきを立てて暴れることはありません。ピップは、速い毛むくじゃらのロケットのように、すいすいと泳いでいました。

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