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ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

こうきしんおうせいな こぐまのポフドゥクは、もりで であった リスのフンドゥクを たすけながら、わけあうことと ともだちの たいせつさを まなびます。

Content level 5-710 illustrated pages
Cover of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん
Illustration for page 1 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 1

ある はれたあさ、こぐまのポフドゥクは はやくに めを さましました。きいろいマフラーを くびのまわりに しっかり まいて、ちいさなカゴを てに もちました。もりの なかで いろとりどりの いちごを つむため、たのしそうに うたいながら あるきはじめました。

Illustration for page 2 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 2

ポフドゥクが おおきなカシのきの そばに やってくると、しゃくりあげる こえが きこえました。しげみの うしろに、ちいさなリスが すわっていました。あかいけが さかだち、どんぐりの ぼうしを りょうてで おさえながら、かなしそうに じめんを みつめていました。

Illustration for page 3 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 3

ポフドゥクは そっと ちかづいて、やさしく たずねました。「こんにちは、どうして ないているの、ちいさなリスさん?」リスは はなを すすりあげました。「ぼくの なまえは フンドゥク。みどりのバッグを なくしちゃったんだ。ふゆのために あつめた クルミが はいっていたのに!」と、かなしそうな こえで いいました。

Illustration for page 4 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 4

ポフドゥクは まず かんがえて、しんこきゅうを しました。じぶんの カゴを よこに おいて、あたらしい おともだちに にっこり ほほえみかけました。「かなしまないで、フンドゥク。いっしょに さがせば、バッグは すぐに みつかるよ。ぼく、てつだってあげる!」と、あんしんさせるような こえで いいました。

Illustration for page 5 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 5

ふたりの あたらしい おともだちは、もりの おくへ むかって さがしはじめました。フンドゥクが たかい えだから まわりを よく みわたしているあいだ、ポフドゥクは じめんの かれはを かきわけていました。ちからを あわせることで、さがすのが ずっと たのしく、かんたんになりました。

Illustration for page 6 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 6

しばらくすると、すきとおった おとを たてる おがわの ほとりに つきました。ポフドゥクは、みずの そばの なめらかな いしの うえで、みどりいろに ひかるものを みつけました。「みて、フンドゥク!おがわの きしの、あの しげみのほうを よく みて!」と さけびました。

Illustration for page 7 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 7

そう、なくしたバッグでした!でも、バッグは みずの すぐうえにある ほそい えだで ゆれていました。フンドゥクは こわくて しりごみしました。ポフドゥクは、おともだちの かたに そっと てをおいて、「ふたりなら できるよ。ぼくが えだを しっかり おさえるから!」と ゆうかんを だして いいました。

Illustration for page 8 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 8

ポフドゥクは つよい うでで、ふとい きのえだを ぎゅっと つかみました。フンドゥクは すばやい あしどりで えだの うえを あるき、みどりのバッグを つかみとりました。ふたりは あんぜんな くさのうえに すわると、うれしさのあまり おおきな こえを あげました。

Illustration for page 9 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 9

フンドゥクは うれしそうに わらって、バッグを あけました。なかから いちばん おいしそうな クルミを とりだして、ポフドゥクの ちいさなカゴに いれました。「ぼくが いちばん こまっているときに たすけてくれたね。これからは ぼくたち、いちばんの なかよしだよ!」と いって、ポフドゥクを だきしめました。

Illustration for page 10 of ポフドゥクときえたバッグのぼうけん

Page 10

こうして、たいようが おかの むこうに しずむころ、もりに おだやかな よろこびが ひろがりました。ポフドゥクは、だれかを たすけることが どんなに すてきなことかを しりました。ふたりの おともだちは てを つなぎ、おうちへの みちを あるいていきました。

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