A story to share together
Havva、Elaとちいさなハエのおともだち
ふたりのようきなしまいがむらさき色のマイクでうたをうたっているとき、Havvaはうっかりきずつけてしまった小さなハエをやさしくたすけ、ともだちとおもいやりのたいせつさをまなびます。


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ぽかぽかとした日のごご、Havvaと妹のElaはたのしそうにおどっていました。お父さんとお母さんが、ふたつの小さなマイクがついたむらさき色のカラオケセットをプレゼントしてくれたのです。ふたりはさっそく、うたをうたいはじめました。

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きょうは、すてきなお客さんがふたりあそびにきていました。年上のおばさんのŞuleはソファでひとやすみしていて、年下のおばさんのŞühedaはテーブルであたたかいお茶をのんでいました。しまいふたりは、むらさき色のマイクを手に、すぐにおばさんたちのところへかけよりました。

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HavvaとElaは、マイクにむかってできるだけ大きなこえでうたいはじめました。Şuleおばさんは手で耳をふさぎながらわらっていて、Şühedaおばさんはうたにあわせて手びょうしをしてくれました。お家の中は、にぎやかなこえでいっぱいになりました。

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ふたりがあっちへこっちへとたのしくぴょんぴょんとはねるうちに、リズムはもっともっと早くなりました。Şuleおばさんはやさしくほほえみながら頭をおさえ、すこししずかにしてねといいました。しまいふたりは、クスクスわらいながらお部屋の中をぐるぐるまわりつづけました。

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Havvaがうきうきしてうしろへ一歩さがったとき、足もとでプチッとちいさな音がしました。すぐに立ちどまってじゅうたんのはしっこを見ると、ゆかの上に小さなかわいい黒いハエがいました。

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ちいさなハエは羽をパタパタさせようとしましたが、とびあがることができません。片方の羽がいたんでしまって、とべなくなっていたのです。Havvaはゆかにひざをついて見つめると、心がきゅっといたくなり、うっかりふんでしまったことをとてもかなしく思いました。

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Elaはマイクをおいて、おねえちゃんのそばへかけよりました。ふたりはハエをそっとティッシュの上にのせました。Şuleおばさんがさとう水を一てきもってきてくれて、ふたりをおちつかせてくれました。

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Havvaはハエがたいくつしないようにと、すてきなアイデアを思いついてすぐにためしました。ローテーブルの上にあった子ども用タブレットをとってハエのまえにおき、カラフルなアニメをながしました。ハエはじっとがめんを見つめました。

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ちいさなハエは、がめんの中でおどるかわいいハチさんたちを見ながら、しょっかくをうれしそうに動かしはじめました。ElaとHavvaはしずかにとなりにすわりました。おばさんたちは、ふたりのやさしい心を見て、うれしそうににっこりしました。

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やがて、ちいさなハエはしっかりやすんでげんきをとりもどし、羽をそっと羽ばたかせて窓のほうへとんでいきました。そしてその日いらい、HavvaとElaはうたをうたうとき、まわりのちいさな生きものたちにいつもきをつけるようになりました。


