A story to share together
レオとゆらゆら雲
男の子のレオと、青いふわふわの相棒ピップ。積み木が崩れたとき、立ち止まって深呼吸し、助けを求めることで、大きな感情と向き合う方法を学びます。


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レオとピップは、プレイルームで一番高い塔を作っていました。積み木は高く積み上がり、ゼリーみたいにゆらゆら揺れています。レオは最後の赤いブロックをてっぺんに乗せて、くすくす笑いました。窓から明るい日差しが差し込み、部屋はぽかぽかと暖かです。塔が傾き始めるまでは、すべてが完璧でした。

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突然、ガッシャーン!塔が崩れ落ち、ブロックがそこら中に散らばりました。レオの顔はカッと赤くなりました。手はぎゅっと拳になります。お腹の中に、ゴロゴロとした大きな嵐の雲がわき上がってきました。それは、鋭くて突然の、イライラという感情でした。ピップは近くでふわふわと浮かび、青い毛並みが少し暗い心配そうな藍色に変わりました。

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レオはブロックを部屋中に投げ飛ばしたくなりました。心臓が太鼓のように速く打ちます。レオは、じっと待っているピップを見ました。レオは「立ち止まる」ことを思い出しました。まだ何も投げません。胸の熱さと、がっかりした重たい気持ちを感じながら、じっと立っていました。こう感じてもいいんだ、とレオは思いました。

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レオは目を閉じて、鼻からゆっくりと深く息を吸い込みました。肺が風船のように膨らむのを感じます。それから、ゆっくりと息を吐き出し、小さくため息をつきました。お腹の中の嵐の雲は消えませんでしたが、青い空を流れる雲のように、少しだけ軽くなった気がしました。

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深呼吸をすると、レオは落ち着いて考えられるようになりました。塔が崩れたのはまだ悲しいけれど、散らかしたままにはしたくないと思いました。レオはブロックを見て、それからピップを見ました。片付けるには、少し助けが必要だと決めました。レオは立ち上がり、緑のオーバーオールの汚れを払いました。さっきよりもずっとしっかりした気分です。

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レオはキッチンへ歩いていきました。そこではママが洗濯物をたたんでいました。ママは顔を上げて、優しく微笑みました。「ママ、塔が崩れちゃって、すごくイライラするんだ」とレオは言いました。ママは洗濯物を置いて、レオのそばにひざまずき、じっくりと話を聞いてくれました。言葉にして、信頼できる誰かに大きな気持ちを伝えるのは、とてもいい気分でした。

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ママはレオの肩を優しくぎゅっとしました。「それはとっても大きな気持ちだね」とママは静かに言いました。「思い通りにいかないと、つらいよね」。ママはレオと一緒に、ブロックを一つずつ拾ってくれました。手伝ってくれる人がいると、ブロックの山は怖くなくなり、片付けられそうな気がしてきました。

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プレイルームに戻り、二人は新しく、もっと広い土台を作り始めました。今度は慎重に、一つひとつのピースを丁寧に置いていきます。ピップは小さなピースを鼻先で押して手伝いました。二人はチームです。レオは、感情のままに動くのではなく、深呼吸をして助けを求められた自分を誇らしく思いました。

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新しい塔は、前よりも高く、丈夫に育ちました。テーブルの端まで届く高さです。レオが笑うと、お腹の中も穏やかで幸せな気持ちに戻りました。ピップは空中でくるりと一回転し、毛並みが明るく輝くスカイブルーに戻りました。二人で力を合わせたのです。

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レオは後ろに座って、高くそびえる塔を眺めました。感情はお天気のようにやってきては去っていくこと、そして大きな気持ちになったときに何をすればいいのか、レオはもう知っています。深呼吸をして、友達のピップがいて、家族がいる。今日は、組み立てて学ぶのにとてもいい一日でした。



